カイロプラクティックの考え方
カイロプラクティックの目的は、背骨・骨盤を中心とした骨格構造のバランスの異常を整え、 背骨によって保護されている神経の働きを正常に導くことです。 背骨の歪みによる片寄った負担と神経の働きが良くなることで、 自然に回復する力が最大限に引き出されて、痛みも緩和してきます。
上記の目的を達成するための検査をしています。
>>>初めての方へ
1. 背骨・骨盤の歪み、バランスの異常の検査
ここでチェックしているのは ・左右足の長さ ・骨盤の歪み ・背骨の歪み ・左右の肩の高さ ・背中の筋肉の片寄りです。
当院では背骨・骨盤の歪みを チェックしている所をデジカメで撮り、 背骨の歪んでいる様子を 実際に目で見て確認していただく システムを採用しております。
当院のモットーは、
第三者の目(客観的な目)から見ても 納得してもらえるよう実際に目で見て 確認してもらう事を重要視しています。
「百聞は一見に如かず」です。 これを見ると「こりゃ~痛くなるのも当然だな!」と納得してもらえると思います。
2. 神経の働きの異常を検査
背骨・骨盤の歪みは外から視診、触診をして比較的容易に確認することができます。 しかし、神経の働きは見たり、触ったりしただけでは確認できません。
ですから当院では専用の機械を使って検査していきます。
神経の働きを機能的に分けると、3つに分けることができます。
1 知覚機能(知覚神経)
患者様の症状として多い「痛み」は知覚神経の異常です。
わかりやすいのは、皮膚感覚で触(圧)覚・痛覚・温覚・冷覚です。
2 運動機能(運動神経)
筋肉を動かしています。 歩いたり、立ったり、座ったり、物を持ったり自由に体を動かすことができるのは、 運動神経が働いているおかげです。 力が入らないは運動神経の異常になります
3 自律機能(自律神経)
自律神経は内臓を動かしたり、汗をかいたり自分の意志で動かせない所を自動的に コントロールしてくれる神経です。 自律神経に異常が起きてくると眠れない、めまい、動悸、胃腸の調子が良くないなど 、様々な症状が出てきます。
知覚神経は痛みで確認できます。 運動神経、自律神経の状態を機械で測っていきます。
レントゲン・MRIで見ることができる背骨の変形、 例えば、「椎間板ヘルニア」「背柱管狭窄症」などの 背骨の形の異常は、神経の働きの異常が長期的に 起こっていることにより発症します。 何もない健康体で、急に「椎間板ヘルニア」にはなりません。
それを測って状態を目で見て確認してもらいます!
表面筋電計の説明
表面筋電計は筋肉の緊張を測っています。 姿勢を良くして座っている状態で、
・背中の筋肉がどの程度緊張しているのか(カが入っているのか)
・過度に緊張しすぎていないか
・片寄って緊張していないかを計測します。
※よく凝っている状態とは違うのですか?と質問されることがあります。
確かに筋肉が緊張している(力が入っている)状態も様っている状態も触ると硬いです。 しかし筋肉の硬さを測っている訳ではありません。 筋肉が凝っている状態は、乳酸などの老廃物が溜まって、血行不良になり筋肉が 栄養不足・酸欠状態に陥り硬くなった状態です。 筋肉が緊張して力が入って)硬くなっているのとは違います。
検査結果と理想的な状態のグラフ
それでは下のグラフをご覧ください。
この検査は首から腰まで、背骨の両側の筋肉の緊張を測っています。 左のグラフで白いところは緊張が正常範囲内に入っています。 色の出ている所が緊張の強いところで程度により色分けされています。
緑→青→赤→黒が一番緊張の強いところです。
右のグラフは理想的な状態で、首・腰はそんなに緊張が高くなくて、背中の下のあたりに緊 張があります。そして左右対称です。右のグラフを目指していきます!
筋肉の左右差を見たグラフ
次に上のグラフをご覧ください。 前ページで見た筋肉の緊張のグラフの 左右差を見たグラフです。 左右差が、
で表されます。
姿勢を良くして測っているはずなのに、すごく緊張が片寄っています。 片寄って筋肉を使わないときちんと姿勢を維持できないということですね! 背骨・骨盤の歪みがとれてくると、変化してきます。
パターングラフ
次はパターングラフというものです。 次のグラフをご覧ください。
グニャグニャし黒い練、 これは前ページで説明した筋肉の緊張のグラフを折れ線グラフに変えたような形をしています。
まずここで見ていくのは 線の形(パターン)です。
白くなっている所の外枠が理想的な形です。 右のグラフの数字が書いてある所をご覧ください。
理想を100点とするとこの方は 55.26 点
パターングラフ になります。 次に左右差を点数にすると100点満点中57.71点です。 全体的な緊張の高さは173.04点と高めな数値ですが、筋肉の緊張が高いほど点数が高くなります。
ここまで説明してきた筋肉の緊張の検査は運動機能(運動神経)の検査になります。
サーモグラフィティー検査の説明
この検査は首から腰まで、背骨の両側の温度を調べてその温度差を見ていきます。
温度差を見ることで、自律神経の異常を調べることができます。
次のグラフをご覧ください。
白は温度差がないところです。温度差が大きく出るところに色が出てきます。
緑→青→赤
赤が一番温度差の大きいところです。この方は首のC2、C3のところに赤がついています。
ここから出ている自律神経は、耳、目、副鼻膣に関係します。T5も青が出ています。ここは心臓、肺、胃、胆嚢、膵臓、副腎、腸と関係します。
この検査は1度色が出たからといって、すぐにそこが悪いとは言えません。何度か検査していつも同じ色が出るとそこから出ている自立神経の働きが弱っていることが判ってきます。
自律神経の働きも背骨の歪みがとれ、神経の流れがよくなることで改善していきます!
以上が当院で行っている検査の説明です。
少し難しいですが、自分の検査結果と照らし合わせてみて納得してもらえると幸いです。