変形性頚椎症

変形性頚椎症とは？

変形性頚椎症とは、加齢による頚椎の変形で、様々な症状を引き起こす病気です。
頚椎は７つの椎骨から形成されその間には椎間板や靭帯があり、関節によってつながっています、椎間板は加齢とともに薄くなり、クッション役割もなくなってきます、それによって椎骨にかかる負担が大きくなって、椎骨が棘状になったものが、骨棘です。

この骨棘が神経などを刺激して痛みやシビレが発生します。身体を起こしていると重力の関係で椎骨に負担がかかり症状が出ますが、身体を横にしていると痛みが和らぐのはこのせいです。

症状が進行すると下半身にも症状が及び、歩行困難、排尿障害といった症状も出てきます。また変形が進み脊髄まで圧迫されると頚椎症性脊髄症といい、神経根が圧迫されると頚椎症性神経根症と呼ばれるようになります。

変形性頚椎症の原因

変形性頚椎症の原因は以下の要因に関連しています

1. 加齢: 加齢に伴って、頚椎の椎間板（軟骨のクッション）や椎間関節（脊椎の関節）などの構造が変化します。これには、軟骨の劣化、椎間板の高さの減少、骨棘の形成などが含まれます。
2. 遺伝的要因: 遺伝的な要因も変形性頚椎症の発症に寄与することがあります。家族歴によるリスクが高いことが報告されています。
3. 性別: 男性に比べて女性の方が変形性頚椎症の発症リスクが高いとされています。
4. トラウマ: 頚部の怪我や外傷、事故による頚椎の損傷は、変形性頚椎症の原因となることがあります。
5. 生活習慣: 頚椎に過度のストレスをかける生活習慣、特に長時間の不適切な姿勢や重い物の持ち運び、運動不足などが変形性頚椎症を悪化させる可能性があります。
6. 喫煙と飲酒: 喫煙や過度なアルコール摂取は、血液供給を減少させ、組織の酸素供給を妨げ、変形性頚椎症の進行に寄与する可能性があります。

変形性頚椎症の治療方法

変形性頚椎症の治療方法は、症状の程度や患者の個別の状態に応じて異なります。以下は、一般的な治療オプションですが、医師の指示に従うことが重要です。

1. 保存療法:
   • 安静: 痛みや症状がひどい場合、安静にすることが勧められることがあります。首の負担を軽減するために、特定の姿勢で寝たり、クッションを使ったりすることが含まれます。
   • 物理療法: 物理療法家によるエクササイズやマッサージ、温熱療法、電気刺激などの治療が症状の緩和に役立つことがあります。
2. 薬物療法:
   • 鎮痛剤: 痛みを和らげるために非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）や鎮痛剤が処方されることがあります。
   • 筋弛緩剤: 筋肉の緊張を和らげるために筋弛緩剤が使用されることがあります。
   • 抗炎症薬: 炎症が原因の場合、ステロイド薬が短期間のみ使用されることがあります。
3. 手術:
   • 保存療法や薬物療法が効果的でない、神経構造への圧迫や損傷が進行している場合、手術が検討されることがあります。手術の種類は、患者の状態によって異なりますが、一般的な手術オプションには次のようなものがあります：
     • 椎間板摘出術（ディスケクトミー）: 椎間板の一部または全部を摘出し、神経圧迫を軽減する手術です。
     • 椎間関節の融合術: 痛みを軽減するために、椎間関節を融合させる手術です。
     • 頚椎固定術: 不安定な頚椎を固定し、症状を緩和する手術です。

当院の変形性頚椎症の施術法

蒲田・梅屋敷の整体グリーンＰＣＴカイロプラクティックでは、頚椎に負担がかかりにくくするために頭部の重心位置を骨盤から頚椎にいたるまで、調整し症状を改善させます。

トルクリリーステクニックで神経の周波数をあわせてオリキュロセラピーで痛みとシビレに働きかけます。