腰痛がひどくなり便秘、下腿部のむくみも出現した(46才 女性 S・Y様 主婦)

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S・Y様の相談内容

3年ぐらい前から原因は不明だが腰痛があり、良くなったり悪くなったりを繰り返していたが、ここ半年ぐらい前からは腰痛になると、必ず便秘と下半身のむくみ(浮腫)が出るようになった。

心配になり整形外科で受診したり、健康診断などの結果は特に異常は見つからなかった、しばらく様子を見ていたが最近では上記の症状に加え、ストレスがたまると睡眠が浅くなり夜中に何度も目を覚ますようになったりまた、「みぞおち」のあたりまで、圧迫感があったりと不安になったので友人の紹介で来院した。

S・Y様の状態

歩く姿は痛みのせいか前かがみが強く歩幅も狭い状態で入室していただいた。一通りカウンセリングを終えて、体の状態をみてみると腰痛は右側に強く出ていて下腿部のむくみも右側の方が強いようでした。腰の屈曲や伸展はかなり痛みで制限があり、特に腰の右側屈をすると痛みが強いようでした。

今は、趣味の旅行も、旅先で痛みが強くなると回りに迷惑がかかるという思いから、取りやめている。

S・Y様の検査結果

骨格の画像検査では胸椎は右側に、腰椎は左側に湾曲と捻れが出ていて骨盤部は、左上方に変位があり、腹臥位で足部を見ると左短下肢だった。

筋電図では背部は右側に腰部は左側に極端な筋緊張の偏りがみられた。

また、仰向けで腹部の筋肉を調べてみると腸腰筋の硬さと圧痛があり、股関節まわりの筋肉にも硬さがみられた。

S・Y様の施術内容

筋電図や他の検査結果をもとに、頸部から足部まで筋肉の硬さをみながら軽めのマッサージをして、骨盤から頸椎までトムソンベッド(骨格矯正専用ベッド)で矯正をして、施術後は確認のためもう一度画像検査をして歪みが取れた状態を確かめた。

足のむくみの原因は、内科的な検査はクリアーしているので腸腰筋と股関節まわりの筋肉の硬さで大腿動脈などの血行不良で起こることも考えられるので仰向けの状態で筋肉を緩めた。

オリキュロセラピーは症状が多くストレスもあるとのことなので、マスターポイントを施術した。

トルクリリーステクニックでは尾骨のリスティングを施術した。

3回目

歩く姿は初回に見られた前かがみの体勢はなくなり背筋を伸ばして歩行できている様子でした。近所に買い物も歩いて行けるようになりました。

「お腹やみぞおちあたりの辺りの圧迫感は大分良くなりました」「腰の痛みはまだありますが、ピークの痛みが10だとすると4ぐらいかな」とのことでした。

骨盤や背骨は矯正された状態が多少の戻りはある物のキープされており、日常生活や外出することにより歩く機会も増えてくれば、左右差があった筋肉のバランスも良好になるので、今後に期待したいところです。

10回目(再検査)

背骨~骨盤までの画像検査ではほぼ骨盤は左右の高さがそろい平行になり足の長さも左右そろった状態、背骨は頸椎~腰椎までほぼ真っ直ぐな状態をキープしています。

筋電図では背中、腰の左右差も初回の検査結果と比べてみると改善がみられました。

腸腰筋や股関節回りの筋肉を緩めたせいで腹部の圧迫感、違和感は解消し下腿部のむくみも出なくなりました、腰の痛みはほぼ無くなりました。

「日常生活に支障は無くなってきて、毎日ウォーキングをしています。趣味の旅行も計画しようと思います」とのことでした。

検査結果も良く、体調も戻ってきたのでウォーキングを続ける事を指導して、施術間隔を延ばして今の状態をキープできるようにメンテナンスに移行していただいた。

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